これがリノベーションで優先すべきポイント(2)
2022.09.15
これが耐震より優先すべき補強のポイント
前回、「命を守る」リフォーム・リノベーションを優先しましょうという話をしました💡
すると「耐震より大切な補強ってあるのか?」という疑問がわきます👀
耐震診断を行い、必要な耐震改修を行ったとしても、「命を守る」観点から言えば、まだ足りません。
それは、「断熱」です。
「ヒートショック」という言葉はご存知かと思います。身近に迫る、そのリスクをおさらい。
交通事故の2倍の死亡者数
ビックリする数字ですが、前回ブログの地震で命を落とすより、ずーっと確率が高いのが、ヒートショック死なんです。
M8.0の東日本大震災の死亡者2万人のうち、地震が直接死因になったのは10%、つまり2000人ということでした。
ヒートショックが原因での死亡者は、実に年間約1万7000人にまで達します。交通事故の死亡者数の2倍~4倍で推移するそうです。
ヒートショックとは、主に「家の中の温度変化で血圧が上下し、心臓や血管など身体に高負担をかけること」。
これは断熱不足が主たる原因です🍂
真冬は、暖房をつけている暖かい部屋と、冷え込んだ部屋(浴室・トイレ・洗面所など)の温度差が、なんと10℃を超えます。
「古いお家だし、寒いのはしょうがない…」とお考えのあなた。
大丈夫です!きっちり断熱リフォームで解決できます🌳
冬に、「廊下に出たくない」「トイレがこたえる」「せっかくお風呂に入ったのに脱衣室が寒い」という方は、特に要注意🚨
一番には、浴槽でのヒートショックが代表的です。
(消費者庁より抜粋)
暖かいリビング→寒い廊下→寒い脱衣洗面所→暖かいお風呂
短時間で温度差が10℃前後の移動を繰り返すことになるので、身体に相当負担がかかります。高齢者の方は特に要注意です。浴室でヒートショックから溺死してしまう。お風呂なので家族にも気づかれにくいのです。
このように、家にいながらにして、冬場は交通事故よりリスクの高い移動を繰り返しています。ちなみに、若い世代にも少なからずヒートショックの事例は起こっています。多いのは飲酒後の浴室です。
ヒートショック専門のサイトがあるので、詳しく知りたい方は▶️こちらへもどうぞ。世のヒートショックを防ぐ活動をされています。
まとめると、命を守るためには耐震だけでなく、断熱にこそ、改修が必要なのです。
家族の森では、命を守る観点から、リフォーム・リノベーションのタイミングで、断熱改修も行なうことを強くお薦めします。
すぐ実感できる嬉しさ
断熱改修は、目に見えてメリットがすぐ実感できます。
・エアコンの効きがよくなるので、光熱費が安くなる。
・結露がなくなり、見た目にも美しく。
・冬場の身震いがなくなり、快適に暮らせる。
地震が起きた時に「備える」意味合いの強い耐震改修と違い、日々の「快適性の向上」に直結するのが断熱改修だといえます。
↓
これからは中古住宅といえども、きっちり耐震と断熱リフォーム・リノベーションを行えば、家の快適性能はドンと高まります。
現在、新築から中古リノベーションへの推移が増える中、まずは命を守り、快適に暮らせる家づくりを軸に、マイホーム計画を立てられるのが良いでしょう☝️
まだ夏の暑さの残る時期ですが、工事を始めて快適に住む時期を考えると、今から冬に備えていくことをおススメします。
現在は国の補助金を活用できる期間ですので、国の予算上限に達するまでに、信頼できる工務店に相談してくださいね🥰
地震に強く、環境や人には優しい「快適さNo.1」の家を建てています。
最高ブランド材である奈良の『吉野材』を軸に据えた、上質で長持ちする住まい。
断熱だけでなく、遮熱と共に夏冬の快適さを約束する『ウレタン遮熱工法』、省エネでありながら静かで体にやさしい全館空調「F-CON・パッシブエアコン」を導入。
もちろん耐震等級3をクリアし、ZEHやHEAT20・G2基準といった次世代基準のSDGsに貢献する家を実現。
家族の森は伝統が支えてきた建材と最新技術を駆使しながら、「人が住む」ことに真摯な姿勢で家づくりをしています。
ぜひ一緒に、最高の住み心地を追求しましょう。
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奈良県全域・京都府南部 中心 他地域の方もお気軽にご相談ください。
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