T様邸の「沈下・傾き」現況調査
2012.03.16
2012.03.16
こんにちは、家族の森です。
昨日に引き続き、「沈下・傾き」の修復工事がもうすぐ着工するT様邸の現況調査の様子です。
昭和63年築のT様邸ですが、日常生活に支障をきたすほどの「家の傾き」に長年悩んでこられました。
隣り合う住まいがそれぞれつながり合い、独立していない形の、いわゆる「連棟」状態のT様邸。
写真の左側が今回工事させて頂くT様邸です。
傾きの修復に加え、リビングやキッチン、トイレに浴室と、1階部分を全面的にリフォームします。
昨日、「現状でどのくらい傾きがあるのか?」について調査してきました。
調査には、レベルを測れる、こんな特殊な機器を使用します。
赤い光線がレベルを示してくれるのですが、この光線との比較によって、どこがどんな風に傾いているのかを知ることができます。
今回の計測によって、リビンぐの端と端とで、なんと100mmもの傾きがあることが分かりました。
立っていると、よろけそうになるくらいの傾きです。
上の写真は調査時のものですが、本当なら赤い線に沿っているはずのリビングの扉が、左側にずれて、傾いているのが分かると思います。
「孫がボール遊びをするたびに、ころころと同じ所にボールが転がっていくから、家が傾いているなというのは、日頃から実感しています」とTさんはおっしゃっていましたが、確かに、床に置いたボールは、勢いよく同じ方向に転がって行ってしまいます。
でも、こんな傾きがあっても、きちんとした工事で修復することが可能です。
来週から工事がスタートし、5月の中旬までには完了する予定です。
ずっと悩まされてきた住まいの傾きが解消され、水回りやリビングなど、日常生活の大部分を過ごす空間がきれいになった住まいで、安心してお過ごしいただけるよう、これから工事を進めていきます。
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