【江戸時代から続く家を見学】奈良県屈指の大庄屋の家を見学し驚きました。
2013.02.17
2013年2月17日
こんにちは 家族の森です。
300年ほどの昔の古都奈良にタイムトリップしてきました。
とにかく歴史ある柱、梁がすばらしく、
又傷をつけずに守ってこられたことにも感動の連続でした。
少しだけご紹介させていただきます。
めずらしい天井は床の間にむかってさお縁がついています。
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天井板をアップします。
300年ほど前の非常に細かい木目が部分的に残っています。
補修工事の際にできるだけ残す努力をしてこられました。
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壁はめずらしい紙張りでした。付書院の天板が色も木目も大変素晴らしいものでした。
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欄間もシンプルで、素敵です。
各地の名建築を見せて大工を育てたそうです。
意匠をこらした細工があちらこちらにみられました。
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床の間までに段差が2段あります。
畳は近年入れ替えられたそうです。
補修を何度も経て、残せるように努力をしてきた建物です。
テーブルも椅子も本当におしゃれです。
これだけの空間でも負けずに存在感がありました。
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玄関の土間にあたるのでしょうか。60センチ以上ありそうな
立派なケヤキの柱が対になっています。
木目がまたすばらしく、〇千万円はくだらない材です。
土間はおくどさんへ続いており、黒光りするかまどや、井戸ポンプなど
そのまま残っていました。
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蔵です・・・熨斗瓦の高さといい緻密な瓦の葺き方といい
蔵をたてるために家を建て、職人が住みながら3年かけてつくらせた立派な蔵です。
庭の石もどこかの社寺の束石などが運ばれていたり、
大きい石がたくさん配されています。
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ここは撮影所ですか?…って思いました。敷地内ですが、空気が凛としています。
本当に素敵な時間でした。
当主にはお忙しい中、楽しいお話と案内をしていただきましてありがとうございました。
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この建物を守っていくのは大変ですが、
たくさんの人に見ていただきたいと思いました。
また、木を愛し、木の使い方にこだわる日本の心も伝承して欲しいと強く願います。
木を伐って出荷するコストが高いため、外国産の木におされている状況ですが、
環境を守るためにも国産材を使うことが大切になっています。
こちらのホームページではわかりやすい説明がありました。
国産の木材を使うことで環境を守り、
二酸化炭素の排出量が減らせて、健康にも良い木材を
ふんだんに使える日本へ、又大和の建築の復活にも力をいれていきます。
長期優良住宅の普及と併せて推進したいと思います。
下記の過去のブログで、吉野郡川上村の木の伐採ツアーの様子もご覧ください。
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