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希少になってきた注文住宅(1)

2022.06.14

ひとくちに「注文住宅」の看板を掲げていても、実はビルダーによって、選択の幅にかなりの開きがあります。

住宅購入のパターンを細分化すればキリがないので、大きく注文の自由度ベースで3つに区分すると、「建売<注文住宅<完全注文住宅」となります。右にいくほど施主様の自由度・こだわりが、これから住む家に反映できるという意味で<の記号をつけています。

「建売」住宅の場合、自由度は低いですが、各メーカーが考える家づくりの基本が網羅された家を、幾通りの中から「選定」できます。条件を満たせば大きな失敗のない家を安く手に入れることができるので、多大なメリットといえます。

「そこまで多くを家に求めない」「選択肢がありすぎると、かえってわからない」という方には、ある程度最初から仕様やプランが決まっていて、その中から組み合わせで選ぶ方が楽です。実際かなりの労力がかかるのが注文住宅です。お忙しい日常の中から、ライフプランに匹敵するスケールの思考をひとつ建物という形で具現化していかなければいかず、同業者以外には初めてのことなのに人生で一番高い買い物と称され、情報も膨大です。ポータルサイトの活用も重要でしょう。

建売なら考えるという面でもコストがかからず、プロに任せた方が失敗しにくいのは自明の理というわけです。料理でいうとおススメのメニューですね。メーカーが常時生産している中から、良いとされるものが提供されるわけです。

家というものにそこまでこだわりがないとわかっていて、注文住宅で家を建てることは、時間費用どちらの面でもコストパフォーマンスが悪いというものでしょう。

「でもそれじゃ物足りない!オリジナリティを出したい!こだわりたい!」

そういった方が、注文住宅を望まれるわけです。このブログを読まれてるあなたも注文住宅でしか実現できない要素に惹かれ、ここにたどり着いた方が多いと思います。すでに建てられた方も。

さて、注文住宅です。上述した中の「完全注文住宅」というのは、究極の意味では存在しません。完全とは、素材から工法から間取りから、全て意のままの、さながら任天堂ゲームのマインクラフトのような状態のことを指すからです。

「そんなこと誰でもわかってる」

と言いたいと思います。でもあえて、注文住宅から切り離してみたのです。

じゃあ「どこまで自由にできる(望む)とお考えですか?」と聞かれると、返答に窮されるんじゃないでしょうか。(実際に家づくりを検討されてる方に直接聞くような野暮なことはもちろんしないですが、お話の中でここを整理するのに苦労されてきたんだな、とよく感じるわけです)

私自身も、家を建てる・結婚披露宴を挙げる、のような大きな買い物、商品に選択肢が多く複雑な購入になる場合、同様のことが起こりました。

大きな買い物、とりわけ夢を与えてくれる・理想を追い求める買い物に際しては、先ほどの問いかけは、非常に重要になります。

この問いに対する答えをどの段階でクリアにできるか

がカギになることを、あまりどこの業界でも明らかにしません。家で言えば「あなたとビルダーとの間で自由の定義づけ」を共有できているか。

あなたの考える「自由(注文)設計」とは?

理想の家を一緒に作っていくためには、ここを明らかにすることが、施主さまのマインドセットであり、ビルダーの誠意でもあるわけです。

続きます。


地震には強く、環境や人には優しい、最高ブランド材である奈良の『吉野材』を軸に据えた、上質で長持ちする住まい。

断熱だけでなく、遮熱と共に夏冬の快適さを約束する『ウレタン遮熱工法』、省エネでありながら静かで体にやさしい全館空調「F-CON・パッシブエアコン」を導入。

もちろん耐震等級3をクリアし、ZEHやG2グレードといった次世代基準のエコな家も実現。

家族の森は伝統が支えてきた建材と最新技術を駆使しながら、「人が住む」ことに真摯な姿勢で家づくりをしています。

ぜひ一緒に、最高の住み心地を追求しましょう。

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