Works施工事例

性能とデザインにこだわった二世帯住宅

才色兼備の二世帯住宅

小さいお子様のおられるご夫婦と、ご両親の住まいです。
「永く快適に住める家にしたい」という想いが家族の森の家づくりと一致し、長期優良住宅と得意のウレタン遮熱工法によりできあがった二世帯住宅。
機能性ばかりでなく、家づくりを進めていく中でも特に大事にされている気持ちや、ご要望をすべてぶつけていただきました。
綿密に打ち合わせをさせていただいたことで、インテリアデザインや間取りなど、より理想のお家に近づけたかと思います。

快適な住み心地へのこだわり

家族の森は国土交通省の採択を受けた住宅供給グループ(原木供給・製材・建材・設計・施工などの業者)に所属しており、地域における木造住宅の生産体制を強化し、環境負荷の低減を図り、適正な価格における省エネルギー性能耐久性能等に優れた木造住宅を建築しています。吉野郡川上村の美しく強い桧、杉を構造材に、1階の親世帯の床材には足にやさしい吉野桧、吉野杉のフローリング和室の天井は吉野杉で仕上げて地域材を使用しました。また、壁にはオリジナルの自然素材100%の珪藻土を使用。人にも環境にも優しい家づくりです。

性能を具体的に言えば、ZEH(2021以降はHEAT20・G2)といったレベルの高性能住宅の建築、耐震等級3を標準としています。SDGsという言葉が普及する以前より、同概念を推進する試みを県内でも他社に先駆けて遂行してまいりました。

日本最高級銘木「吉野材」をふんだんに使ったリビングです。
他社に比べて圧倒的に柱の数が多い家族の森の家ですが、小上がりの造作和室も敷居なしに設けることで、より開放感を出しています。

快適な暮らしに欠かせない断熱性能ですが、家族の森の採用しているウレタン遮熱工法は「硬質ウレタン現場吹付けによる断熱」+「アルミ熱線反射材の遮熱」の複合工法です。
冬の寒さに断熱、夏の暑さに遮熱と、相反する効果をハイブリッドで施工できる工法
発泡ウレタンで隙間をほぼ完璧に防ぐため、気密性能もより高く、さらに防音性能に優れ、結露が圧倒手的に発生しにくいことも実証されています。
窓には樹脂サッシ枠と遮熱性能が高いLow-Eペアガラス「APW」を採用しています。

施主さまと一緒にデザインにこだわり

二階が子世帯の居住空間となっていますが、無垢材の床と建具はメープル材のセパレートキッチンと同じテイストに仕上げました。
室内窓も無垢材で造作し、大工さんがこだわって作ったカップボード、コンロ前にはお好みのタイル張り。
お子様の行事予定などを書いたり貼ったりできる黒板(マグネット)塗装はどれがいいか…など、お施主様の理想の住まいを実現するため、回数や時間を区切らず打ち合わせをしました。
より詳細に、実物をお見せして提案しながら、施主さまと一緒に突き詰めていきました。

リビングの勾配天井は、レッドシダー材独特の濃淡や模様が素敵です。
また、金物工法により耐震等級3を取得しているので、一部使用している金物がアクセントとして敢えて見えるようにもなっています。
3畳ほどの小上がり和室は、ちょっと横になってくつろぐには十分なスペース。
畳の下に収納を設けることによってお子さんのおもちゃなどもスッキリと片付けることができます。

気密性能を調査しました

【C値は0.6c㎡/㎡※】

気密性はC値であらわされる「隙間相当面積」のことで、測定結果は家の隙間(総相当隙間面積)が127c㎡、ハガキよりも小さい11cm四方の隙間が測定されました。
ロフト等もいれた実質延べ床面積210.84㎡で割ると出る数値がC値。
次世代省エネ基準においてはC値は2以下が良いとされていますので、非常に高い気密性があると言えます。(2020年現在の基準)
気密性能を高めることは冷暖房等に関わる消費エネルギーを削減し家全体の温熱環境を均一にします。
気密性能も家族の森の快適な家づくりへのこだわりです。※現在はさらに進み、C値は0.3程度で測定されています。

二世帯住宅ということでさまざまな配慮と工夫が織り込まれますが、完全注文住宅ならではのアイデアと実現性を家族の森に求めていただき、親子三代が豊かに暮らしていける素晴らしいお家が完成しました。