希少になってきた注文住宅(3)

2022.06.24

前回まで、ビルダーの説明でよくある「夢のみの提案」→「見積もりの不透明性」という話をしました。

そして契約後に、いろいろと足し算の必要性が出る注文住宅の見積もり。当初の予算観と、想定していた家のイメージが乖離していく事例が多いということでした。

要するに、「手が届きそうな予算で大きな夢が手に入ります」という引き込みに気をつけて下さいという話です。

やはり施主さまの多くが「注文住宅=けっこう自由に決められるはず」「(広告も含め)最初に提示されている金額で思ってる家が建つはず」と考えておられますが、ローコスト住宅メーカーや大手メーカーと最終段階まで進みながら、思い留まって、家族の森へと移り変わられてきた施主さまのほとんどが、こう仰られるのです。

(他社は)「結局、最後は高かった」「思ってるイメージが実現できなかった

春も夏も秋の冬も雨の日も風の日も、契約直前で移り変られる方はこのパターンです。逆に言えば、それだけ多くの方がギリギリまで慎重に他社比較をして、気持ちよく家を建てられるパートナーを選ばれているとも言えます。

中でもよくある例として、建てる家の「カテゴリー・モデル・商品名」を銘打ち、その枠の中で注文ができるといったハウスメーカー、工務店をよく見かけることでしょう。グレード設定ですね。ここが「注文住宅で家を建てたい」と思われる方への要注意ポイントです。

メーカーカタログでは最もハイグレード、フラッグシップの写真を使いますよね。一度それをインプットしてしまうと、フルオーダーではない真ん中のグレード(例の松竹梅法則)を「選択」したとしても、注文のイメージを脳はどうしても無意識化で最も美しい写真に重ねてしまいます。新車購入モデルと同じだと言えばピンとこられる方も多いでしょう。

グレード選択型の「自由に選択(注文)した」という錯覚から入った時点で、見えない天井(制限)が設けられることになります。本来の意味の注文住宅の「オプション」内容は、車のそれとは比較にならないほど選択項目・幅が多いのです。

グレード商品を打ち出すメーカーで建てられる方は、ご自身の注文したい幅とグレードがマッチしているかを慎重に見極めましょう。設備やインテリアアイテム、施主持ち込みの幅が、かなり限定的である場合がほとんどです。

冷静であれば、大きな契約を前に人は慎重なので、間違った判断にはなりにくいのですが、ビルダー営業は、「売ることのプロ」です。会社が分析した行動心理学や消費者マインドをベースに、販促マニュアルを覚え訓練されるので、やはり上手に契約まで進んでいきます。

買う方も、かなり時間をかけて打ち合わせをしてきたわけですから、契約最終局面でやっぱりやめるというのは「これまでの労が水の泡になるやん…」とサンクコスト効果により思いがちです。が、逆です。

一生を過ごす家の在り方を決める大事な決断だからこそ、最終局面で冷静な判断力が重要になります。サンクコスト効果で「ここまで決めてきたんだから、もうここでいいや」としてしまうにしては、あまりに大きな買い物、それが住宅購入です。(資産価値、リセールバリュー等の話まで入れ込むと長くなりすぎるので金融系の記事に任せます)

違和感があれば、それは真実です。打ち合わせを通して、ご自身の家づくりの対する、より強固な地盤が構築されました。その上で、パートナーとなるビルダーを選定するステージへと変化したと考えましょう。

知識もなかった頃からバージョンアップした状態で成約の判をつくかの判断をするのですから、何か当初になかった違和感があるのであれば、それが現時点で正しい認識だといえます。

ちなみに、契約までの打ち合わせ回数>契約後の打ち合わせ回数

ということもよくあります。つまりは、そういうことです。

繰り返しますが、どれだけ最初に「〇〇で建てられますよ」と言われても、ハンコをつくまでにしっかり(ある程度の)最終現物の見積もりが当初とどれだけかけ離れたか、予算内であってもイメージパースが理想と合致しているかを見極めましょう。ハンコをついたあとも設備面等で必ずコストは上乗せがかかるので、ハンコ時の予算をローン額ギリギリにしてはいけません。

「ここまでいろいろ教えてもらって契約しないなんて、営業さんに申し訳ない…」という気持ちもあるわけですが、どの世界も同じで、それがプロの仕事です。自分が一生かけて住む家に、「申し訳ないから」という要素を入れ込む必要はないのです。感謝の気持ちは、全て自分の家族の満足のために変換し、冷静に他社比較をして、一番納得感の高いビルダー選びをしましょう。

先ほどサンクコストと書きましたが、0になるわけではありません。これまで進めてきた打ち合わせの中で自分のイメージがまとまり、予算との天秤のかけ方を含め、施主さまの知識やアイデアが増えた。ご自身の蓄えた知識を埋没させないためにも、それをより昇華し、具現化できるビルダーと出会うことのメリットは計り知れないのです。

さて、「希少になってきた注文住宅」の答えです。

「注文住宅」と名乗りはすれど、ビルダーの多くは契約後に「予算の想定外で、想定より制限が多い」というビルダーがほとんど、という実態なのです。

注文住宅ビルダー選びは、「予算の想定内で、想定を超えた自由度の高さ」を実現できる希少なパートナー探しなのです。

お施主さまの家へのこだわり追求領域と、それを実現できるビルダーが合致した時に、最高の家づくりが成されます。

「最高の家を建てる」第一歩は、たくさんのビルダー選びを冷静に慎重に、契約後の打ち合わせは楽しむこと。

家族の森もみなさまの最良のパートナーとなるべく、これからも頑張っていきます!

 


地震には強く、環境や人には優しい、最高ブランド材である奈良の『吉野材』を軸に据えた、上質で長持ちする住まい。

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もちろん耐震等級3をクリアし、ZEHやG2グレードといった次世代基準のエコな家も実現。

家族の森は伝統が支えてきた建材と最新技術を駆使しながら、「人が住む」ことに真摯な姿勢で家づくりをしています。

ぜひ一緒に、最高の住み心地を追求しましょう。

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