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グローカルな工務店の取り組み 地域社会と地球環境への貢献に迫る

2022.10.20

グローカルな工務店

グローカル記事抜粋

「グローカル」とは

GLOCAL(グローカル)」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
グローカルとは、「グローバル」と「ローカル」を組み合わせた造語です。
具体的には、地域に密着した活動を行いつつ、世界に向けた取り組みも行っていく事業スタイルを指します。

今や、世界全体の様々な業界でグローカルな企業取り組みが広がっています。
住宅業界でも例にもれず、グローカルな取り組み実践はますます盛んに。

わたしたち家族の森も、地域に根差した工務店であり、グローバルな視野を持ちながら、地域のニーズに応える事業を行ってきました。

家族の森の「グローカルな実践」とは

グローカルな環境への取り組みイメージ

家族の森の実践は、このような感じです。
まず「ローカルな工務店」としては、地元の新築戸建てやリフォーム、リノベーション工事を行っています。
また、地域認証材である地元奈良の木を使うことで、地域林業の活性化やスマート林業の発展貢献を図ってきました。

私たちがローカルな取り組みを大切にする理由としては、何と言っても地域社会への貢献。
地元の建築やリフォーム、リノベーション工事を行うことは、住生活環境を整え、快適な暮らしを家から支えることになります。地元の企業として、元気の源となる「家」を、地で支える仕事をさせていただいています。

また、地元の職人や業者との連携の多い業界柄、多種多様の連携があるので、地域経済の活性化にもつながります。

「グローカルな工務店」の実践

グローカルな工務店の建てる家の構造 柱

「グローカルな工務店」は、その取り組み実践において、自治体との協力が欠かせません。
自治体との協力があれば、地域の課題を解決することができるだけでなく、自治体の施策や計画にも寄与することができます。

例えば先述した「奈良の木」を使用することで、自治体からの支援や助成金を受けられる(本事業は令和5年2月で終了)ので、林業・工務店・お客様の三方良しで家が建てられます。
自治体の支援は、工務店が能動的に情報を取り、自ら申請することでしか助成金を受けることができません。
国や県の施策を注視することは、グローカルな工務店であるための大切な指針となります。

私たちでいえば「奈良での家づくり」自体はローカルな取り組みとになります。
しかしグローカルな視点から「奈良での家づくり」を見た時、前回セカンドハウスのブログで挙げた例のように、エリア外からの移住・多拠点生活をされる方への受け皿となります。
これはグローカルな実践として機能し、住環境の変化からも求められていくことでしょう。

「グローカルな工務店」が取り組むSDGsへの貢献

 

SDGs 17目標

 

上述してきたようなローカルな取り組み事例は、殊更取り上げるまでもなく、言わば当然の成り行きでありました。
しかし昨今、単に地域のニーズに応えるだけではなく、世界に広く視野を持って事業を行っていくグローバルCSR(企業の社会的責任)が重視されてきています。

ここで「グローバルな工務店」としての役割です。
家族の森は地元の小さな工務店なので事業を世界へ進出することはできませんが、世界に向けて貢献できることはあります。

まず地域の小さな工務店が取り組める一歩としては、「環境保全」が最も着手しやすい。ですので、家族の森のこれまでの取り組みは、世界的なトレンドである「SDGs(持続可能な開発目標)」に合致させることでグローバルな行動を意識してきました。

最近はSDGsへの取り組みをHP上で公開している企業も増えています。それに倣って、取り組みを列挙してみました。

SDGs関連項目

『SDGs3 全ての人に健康と福祉を』

新築やリフォームで、地域の商業施設や住宅を高齢者に優しく設計した住居は、健康と福祉に関する目標への貢献になります。後述するSDGs 13と重複する分野でもありますが、HEAT20の水準で建てる高断熱化住宅も、健康と福祉に大いに関わりのある取り組みです。

『SDGs8 働きがいも経済成長も』『SDGs17 パートナーシップで目標を達成しよう』
ローカルな実践同様、社員だけでなく地域の職人や業者と提携することで地域社会に雇用を生み、地域経済の発展に貢献しています。
また、働く人々の福利厚生やスキルアップ支援なども、これからも存続する企業として必要になっている時代です。
このあたりもしっかり整備して、安心してお客様に選んでいただける工務店であり続けたいと思います。
グローカルな視野として、自治体や地域の住民、他の業者団体などと協力するパートナーシップの構築は、SDGs17の項目に該当します。

『SDGs11 持続可能な都市と社会を作る』
地域社会に根ざしたグローカルな工務店は、街づくりに貢献することが求められます。例えば奈良には風致地区が多く、その地域の歴史や文化を尊重しつつ、高性能な住宅や建物を提供することで、地域発展に寄与できます。また、エネルギー効率の高い省エネ住宅の建築も、環境に配慮した事業となります。

『SDGs12 つくる責任、つかう責任』
家族の森がグローカルな工務店として最も注力してきた取り組みに、環境に配慮した事業展開が挙げられます。
具体的には、太陽光パネル設置や、高気密高断熱による省エネ住宅の提供、HySPEED工法による廃棄物の削減などが挙げられます。長期的な視野で住宅の建築、メンテナンスを行っているので、長く住まう家づくり自体もこの実践と言えるでしょう。

他にも、家族の森が得意とする「高気密・高断熱」の家づくりや「断熱リフォーム」は省エネ促進の面から環境保全への取り組みとなり、気候変動に関する目標である「SDGs 7・13」に貢献するなど、挙げだしたらキリがない部分でもあります。

大切なのは、「標榜して終わり」「結果的に貢献していた」といった感じでPRに利用するだけに終わらないことです。
標語や目標に込められた本質から逆算し、グローカルやSDGsを実践していく必要があります。

まとめ

私たち家族の森は「グローカルな工務店」として、地域社会に貢献し、グローバルな視野を持った実践やSDGsに貢献をこれからも続けていきます。そして、その実践には地域の自治体との協力が欠かせません。今後も、「グローカルな工務店」として、地域社会に密着した事業展開を進めながら、環境を中心に世界との繋がりを目指し、持続可能な社会の実現に貢献していけたらと考えています。


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家族の森は伝統が支えてきた建材と最新技術を駆使しながら、「人が住む」ことに真摯な姿勢で家づくりをしています。

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